世界で最も有名な企業のひとつであるGoogle(※Alphabet Inc.の子会社)。 「無料のランチが出るらしい」「オフィスが遊園地みたいだ」といった噂を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。 実際に、Googleは「社員が世界を変える仕事に集中できる環境」を作るため、他社とは一線を画す福利厚生を提供しています。
本記事では、[SES企業還元研究所]の視点から、2025年時点の最新情報に基づき、Google(グーグル合同会社)の福利厚生を制度の中身から社員のリアルな声まで徹底的に解説します。 さらに、GAFAM他社との比較や、向いている人の特徴、気になる年収の実態まで詳しく掘り下げていきます。
(キャリアアップを目指すエンジニアの方は、[【ロードマップ解説】SES企業からのキャリアパスを徹底解説!]もあわせてご覧ください。)
※1GoogleはAlphabet Inc.(アルファベット社)の子会社であり、本記事では便宜上「Google」と表記しています。
※2「GAFAM」とは、Google、Apple、Facebook(現在のMeta)、Amazon、Microsoftの5社をまとめた呼び方です。いずれも世界的に影響力を持つテクノロジー企業であり、給与や福利厚生の水準が高いことで知られています。
Googleとはどのような会社か

Googleとはどのような会社か?
Googleは1998年に設立され、「世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすること」という壮大なミッションを掲げてきました。 検索エンジンというインターネットの基盤を築いただけでなく、現在はAI(人工知能)を事業の核に据え、私たちの生活やビジネスを根底から変える存在となっています。
提供するサービスは、「Gmail」や「Googleマップ」といった生活必需アプリから、世界最大の動画プラットフォーム「YouTube」、スマートフォンの「Android」まで多岐にわたります。 日本では「グーグル合同会社」として展開し、デジタルインフラの中心的役割を果たしています。
Googleの豊富な福利厚生(2026年版)

※2026年1月時点の調査情報です
Googleの福利厚生は、単に制度をそろえるだけでなく「社員とその家族が安心して健やかに暮らし、仕事に集中できる環境をどう作るか」という思想に基づいています。 具体的には、以下のような4つの柱で構成されています。
健康・メンタルケアのサポート
Googleでは、社員本人だけでなく配偶者や子どもも対象にした医療・歯科・眼科の保険が用意されています。 また、会社負担でセカンドオピニオンも受けられるため、治療方針を迷う際も安心です。
心の健康を支える取り組みにも積極的で、専門カウンセリングのほか、日常的に活用できるマインドフルネスアプリも提供しています。 さらに、トランスジェンダー社員が医学的ケアを受けられるよう特別な支援プログラムを設けるなど、多様性を尊重した仕組みも整えられています。
経済面でのサポート(RSUなど)
やはり報酬は業界でもトップクラスと言われています。 高水準の基本給に加え、会社の成果が直接社員の収入に反映される賞与や、RSU(譲渡制限付株式ユニット)が支給されるのが大きな特徴です。 これにより、社員は自社の株価上昇を自分の資産として享受できます。
加えて、老後に備える制度も複数用意されており、確定拠出年金と確定給付退職一時金を併用することで、退職後の生活への不安を軽減しています。
柔軟な働き方・休暇制度
世界各地で活躍する社員に合わせ、柔軟な働き方が当たり前となっています。 普段はリモート勤務と出社勤務のハイブリッド型を推奨していますが、ユニークなのは「年に最大4週間は世界中どこからでも勤務できる」制度です。これにより、帰省やワーケーションを自由に組み合わせることができます。
また、年次有給休暇のほか、育児・介護・慶弔・傷病などの目的別休暇も豊富で、ライフイベントに合わせて安心して休める文化があります。て休める文化があります。
食事・リフレッシュ制度
Googleの代名詞とも言えるのが、食事の補助やリフレッシュ制度です。 オフィスに行けば、管理栄養士が考えた健康的な食事(朝・昼・晩)を無料で楽しめます。食堂やカフェは社員同士の交流の場にもなっており、単なる福利厚生を超えてイノベーションを生む場として機能しています。
そのほかにも、最新設備を備えたフィットネスセンターやマッサージサービスがあり、働きながら心身を整えられる環境が整っています。
Googleと比較した、GAFAM各社の福利厚生

GAFAMはいずれも社員に魅力的な制度を提供していますが、それぞれのカルチャーによって「個性」が異なります。ここでは、Googleと比較しながら各社の特徴を見てみましょう。
Meta(旧Facebook)
Metaはスタートアップ的なスピード感を保ちながらも、家族支援に重きを置いた制度が特徴です。オフィス内には無料の食堂やカフェテリアがあり、朝昼晩すべての食事を提供、さらにスナックやドリンクも常備されており、働く時間を快適に過ごせるよう工夫されています。加えて、出産祝い金として約4,000ドルが支給されるほか、4か月間の有給育児休暇や無制限の病気休暇といった、家庭と仕事の両立を後押しする仕組みが充実しています。Googleと比べると、より「家族中心」の支援に厚みがある印象です。
Microsoft
Microsoftは、創業以来「家庭と仕事の両立」を重視してきた文化があり、その姿勢は福利厚生にも色濃く表れています。性別を問わず最大20週間の有給育児休暇を取得できるほか、家族の介護や看護を目的にした休暇も手厚く整備されています。特に、重篤な健康状態にある家族のために年間20日間の休暇を認める制度はユニークで、家族を大切にできる環境が整っています。Googleも育児支援は充実していますが、Microsoftは「家庭の事情に寄り添う姿勢」がより鮮明です。
Apple
Appleの福利厚生は、自社ブランドの哲学を反映しています。社員割引でApple製品を購入できる制度は有名ですが、それ以上に特徴的なのは「AC Wellness」という社員専用の医療クリニック。質の高い医療サービスを社内に取り込み、社員と家族の健康を長期的に支える仕組みです。さらに「Apple University」では、自社のカルチャーや価値観を学ぶプログラムを展開しています。
Amazon
Amazonは「働く人の健康と経済的な安定」を重視する会社です。社員は自社サイトの商品を社員割引で購入できるほか、医療費補助や出産育児給付金の上乗せなど、実生活に直結するサポートが豊富です。報酬面でも、基本給に加えてサインアップボーナスやRSU(株式報酬)が支給され、入社初期から経済的メリットを得られる仕組みが整っています。Googleの福利厚生が「働く場の快適さ」に軸足を置くのに対し、Amazonは「社員の健康維持と収入の最大化」に直結する内容が相対的に目立ちます。
Google社員の口コミ

※あくまで国内の転職サイト上に投稿された口コミの集合であり、事実を担保するものではございません。
① 福利厚生・働く環境について
- 「福利厚生や給料は世界トップレベル。給料が高い分、質の高い働き方をしようと心がけている。」
- 「福利厚生面でも非常に充実しており、無料の社食、シャトルバス、フィットネス設備、医療・育児支援などが提供されることで、ワークライフバランスの実現が可能となっている。」
- 「福利厚生は評判通り最高でした。無料のカフェテリアもかなり美味しく、それ以外のカフェスタンド、サンドイッチバーもクオリティーが高いです。」
② 育児・休暇制度と働きやすさ
- 「育児休暇も自由に使えて、育休からの復帰後も誰も違和感を感じない。そういった福利厚生はちゃんとしていて、グローバルIT企業という名に相応しいと感じました」
- 「会社としてDEIの意識が高く、非常に働きやすいです。ベビーシッターの補助制度など福利厚生が充実していますし、産休育休中などの制度も整っています。」
③ ワーク・ライフ・バランスと働きがい
- 「十分に優秀であればリモートでもパフォーマンスを出している社員が存在することから、ワークライフバランスはかなり調整しやすいと感じました。」
- 「休みはある程度取りやすく、勤務時間も大変健全。もちろんチームにもよるので、当たり外れがあるのも事実ではあります。」
- 「ワークライフバランスは非常によく取れていると思いました。企業内に社員を楽しませる仕組みや文化も多々ありました。」
Googleで働くのが向いている人・向いていない人

Googleは高い報酬や福利厚生だけでなく、独自のカルチャーと価値観を持つ企業です。採用プロセスではスキルや経験はもちろんですが、「Googleyness」と呼ばれる行動特性や「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」という哲学に共感できるかどうかといった点も重視されます。ここでは、Googleに向いている人とそうでない人の特徴を整理します。
向いている人の特徴
- ユーザー価値を最優先できる人
Googleは創業以来「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」という哲学を掲げています。この考えに共感し、短期的な成果よりも長期的にユーザーに役立つものを提供する姿勢を持てる人が活躍しやすい環境です。 - Googleynessを体現できる人
Googleの採用基準では「Googleyness」という概念が重視されます。これは「大胆でありながら責任感を持つ」「スクラッピー(工夫して実現する姿勢)である」「チーム全体の成功を優先する」といった行動特性を指します。こうした姿勢を自然に発揮できる人がフィットします。 - 構造化された評価軸で強みを示せる人
採用プロセスでは「一般的な問題解決能力」「職務に関連するスキル」「リーダーシップ」「協働力」といった軸が一貫して評価されます。答えのない課題に対して仮説を立て、検証し、学びを次に活かせる人が求められます。 - 柔軟な働き方に適応できる人
Googleはリモートとオフィス出社を組み合わせたハイブリッド勤務を推奨し、さらに「年に最大4週間は世界中どこからでも働ける」制度も設けています。こうした柔軟な制度を活かし、自律的に成果を出しつつチームとも協調できる人に向いています。 - 多様性を尊重し、学び続けられる人
Googleは「Everyoneのために作る」という姿勢を明言しており、多様なバックグラウンドを持つ仲間と協働する文化があります。異なる意見を歓迎し、そこから学びを得てプロダクトに反映できる人が評価されやすいです。
向いていない人の特徴
- ユーザーより自分や部門の利益を優先する人
「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」という哲学に共感できない人や、短期的な数字だけを追いがちな人はカルチャーと噛み合いにくいでしょう。 - 曖昧さを嫌い、正解待ちになる人
Googleは常に新しい課題に直面し、答えが存在しない中で解決策を模索します。「曖昧さを楽しむ姿勢」が求められるため、リスクを恐れて動けない人は厳しい環境になりやすいです。 - 協働よりも個人主義を優先する人
採用基準でも「チーム全体での成果」が重視されています。個人のこだわりが強く、周囲との協働や合意形成を避ける人は成果を出しにくいでしょう。 - 柔軟な働き方に適応する意欲が乏しい人
リモートと出社の両立やセルフマネジメントに抵抗が強い場合、Googleのハイブリッド環境で成果を出すのは難しいです。 - 多様性や包摂性を軽視する人
GoogleはDEI(Diversity, Equity & Inclusion)を重視しています。他者の視点や背景を学ぼうとせず、多様性を“余計な配慮”と感じてしまう人はカルチャーに合いにくいでしょう。
Google社員の平均年収

各種データによると、グーグル合同会社(日本法人)の平均年収は約1,500万〜1,700万円と推測されています。 これは日本の平均年収(458万円/[国税庁 民間給与実態統計調査]参照)の3倍以上であり、屈指の高水準です。
ただし、この金額にはRSU(株式報酬)が含まれていることが多く、株価の変動によって年収が上下する点には注意が必要です。 それでも、基本給自体が高く設定されているため、経済的な安定感は抜群と言えるでしょう。
(日本のエンジニアの平均年収と比較したい方は、[SES企業の平均年収はいくら?平均より自分が低い場合はどうすればいい?]も参考にしてください。)個人の収入が密接にリンクする仕組みが整っています。
まとめ

Googleは無料の食事や多様な休暇制度、RSUを含む高い報酬パッケージなど、世界最高水準の福利厚生を提供しています。 しかし、その裏側には高い成果を求める厳しい文化も存在します。優秀な同僚に囲まれて知的好奇心を満たしながら成長できる一方で、常に挑戦と革新を続ける姿勢が求められるのです。
福利厚生や年収という待遇面だけでなく、自分の価値観やキャリアプランと照らし合わせ、Googleという環境が本当に合うのかを見極めることが重要です。
もし、今の待遇や市場価値に疑問をお持ちの方は、SES企業還元研究所にお問い合わせを活用してみてください。
あなたのキャリアの可能性を広げるお手伝いをいたします。






